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やっと…オウム事件の死刑執行が始まる。執行後の反応がいろいろですごい

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オウム真理教事件に新たな動きが発生しました。

事件で死刑判決を受けた死刑囚の死刑執行が行われたのです。

オウムの死刑執行

2018年7月6日、13人の死刑囚のうち、7人の死刑執行が行われました。


オウム真理教事件が発生した時、私はまだ中学生か高校生くらいでした。
事件があまりにも衝撃的で、忘れようとしても忘れられません。
今でも事件が報道されたこと、鮮明に覚えていますよ。そして気になってます、今も。


オウム真理教が起こしたすべての事件の裁判が終わったのは、2018年1月末。


でも、事件発生からは20年以上経っているんですよね。


「やっと…」というのが私の本音です。


ネットでも様々な反応が出ていますね。


死刑が執行された死刑囚と、執行後の周囲の反応について見てみたいと思います。





麻原彰晃死刑囚ら7人の死刑執行

法務省は、2018年7月6日、オウム真理教元代表麻原彰晃死刑囚ら7人の死刑囚の死刑を執行したと発表しました。

松本智津夫死刑囚ら7人の死刑執行 オウム真理教:朝日新聞デジタル松本智津夫死刑囚ら7人の死刑執行 オウム真理教:朝日新聞デジタル 



今回死刑が執行された死刑囚は、以下の通り。

死刑囚
カッコ内は年齢
主な罪状 死刑執行場所
麻原彰晃(本名・松本智津夫、63) 坂本堤弁護士一家殺害事件など、13件の殺人事件に関与したとして罪に問われていた。 東京拘置所
土谷正実(53) サリンの合成や、VXガスを製造、それが松本・地下鉄サリン事件や襲撃事件などに使用された。 東京拘置所
遠藤誠一(58) サリンの製造に関わったほか、炭疽菌などの細菌兵器の培養なども行った。 東京拘置所
中川智正(55) 坂本堤弁護士一家殺害事件や地下鉄サリン事件など、ほとんどの殺人事件に関与したとされる。 広島拘置所
早川紀代秀(68) 大手ゼネコン勤務の経験を活かし、土地買収に関わったほか、殺人事件の実行犯としても暗躍した。 福岡拘置所
井上嘉浩(48) オウム真理教の諜報省の元トップで、地下鉄サリン事件では実行犯のリーダーだった。
東京地裁は無期懲役の判決を言い渡すが、その後井上が事件で重要な役をしていたり、殺人を面白がっている面があったことが判明、控訴審で死刑判決となる。
大阪拘置所
新実智光(54) オウム真理教による殺人事件全てに関与、26人もの人を殺害した。 大阪拘置所

オウム死刑囚7人
出典
写真左上から時計回りに:土谷正実、中川智正、井上嘉浩、麻原彰晃(松本智津夫)、遠藤誠一、早川紀代秀、新実智光


オウム真理教事件の裁判がすべて終了した後、東京拘置所にいた死刑囚の何人かは他の拘置所に移送されました。


その頃から、「執行日はそう遠くない」と、カウントダウンが始まっていましたが、とうとうその日が現実になりました。


なぜ7月6日だったのか。


上川陽子法相は、「個々の死刑執行の判断にかかわることで差し控える」と回答したということです。


そうなると、いろんな憶測が出てくると思いますが、いろいろな諸事情が重なったんだと思います。




そうそう、これは単なるこじつけですよね。


まったく、なんでもかんでも政治に結びつけようという。


これだけ多くの人が関わっているのですから、単に誰かの希望で、ってことはありえないと思います。


ちなみに上川法相がサインしたのは、7月3日。




ネットの反応

こんなふうに、テレビでも死刑執行は話題になっています。

地下鉄サリン事件で夫を失い、被害者の会代表を務めている高橋シズヱさんは、「その時がきたな」という思いを会見で述べました。


高橋さんのコメントです。

オウム死刑執行を受け、被害者の会代表の高橋シズヱさん「執行は当然」オウム死刑執行を受け、被害者の会代表の高橋シズヱさん「執行は当然」 


死刑執行の連絡を受けたときの気持ちや、法務省に要望したことがあるなど、遺族側から事件を見てきた高橋さんらしいコメントだと思います。


また、オウム真理教事件の被害者、坂本弁護士が勤務していた事務所もコメントを発表しました。





それでは気になった意見をツイッターから取り上げてみます。



オウム真理教事件でワイドショーが騒いでいた当時を知ってるだけに、本当にむごたらしいことをやってのけた集団でした。


今振り返ってみてもゾッとします。





死刑執行に対しての反対意見ですか。

死刑制度存続に異議を唱える意見はわかりますが、なぜ安倍政権とISが同じになるのでしょうか。


こちらの意見のように、目的のためなら殺人もいとわない、というオウム真理教のほうがよっぽどそうだと思います。


なぜ、あれだけのことをした凶悪集団よりも政府を悪く言うのか。
そこがよくわかりません。




そうなんですよね。
死刑制度を廃止したかったら、そのような事件が起きないようにどうすればいいか、を考える必要があると思います。

それなくして単に「時代の流れだから」と、死刑制度を廃止しても意味ないと思います。


そして、和田議員のツイートにもありますが、坂本堤弁護士一家殺害事件では、報道のあり方も問題になりました。







今、TBSのこの失態を報道するメディは殆どありませんが、死刑制度について論じるよりも、こういう報道の問題も見直す必要があるのではないでしょうか。



ここぞとばかりに政権批判する意見。



オウム真理教事件が発生した時、有田さんは江川さんとともに連日ワイドショーに出演して、オウム真理教を批判していました。

だから当時は、有田さんが頼もしく見えましたし、てっきりこちら側の人かと思っていましたが…



拉致問題といい、味方のふりして実は、だったんでしょうね。





有田議員は、「ミヤネ屋」で、7人の死刑執行を「ジェノサイド」とコメントしたそうですが、問題すり替えも甚だしい。



ジェノサイドは、そもそも「民族浄化」という意味。

今回の死刑執行とは全く関連ないです。




平成に起きた、日本史上最悪の凶悪事件、オウム真理教事件。

被害者は、負傷した人を含めれば何千人にもおよびます。


多くの人の命を脅かしたわけですから、死刑は仕方ない。
そうでなければ、理不尽に命を奪われた人たちが浮かばれません。


坂本弁護士のお母さんのさちよさんは、死刑執行に対し「やっとか、という気持ち」という、率直な気持ちを語っています。

そして、「死刑は妥当だと思うが、人の命を奪うことは嫌なことでもある」ということも。


被害者遺族ではないので、お母さんほど思わないかもしれませんが、私も、こうした複雑な2つの気持ちを抱えています。


一番いいのは、死刑制度を使用するような事件が起きないこと。



なぜこのような事件が起きてしまったのか、それを防ぐにはどうすればいいのか、という課題に取り組むのが一番ですよね。
ただ、主犯格の麻原死刑囚は、何一つ明らかにすることはなかったので、永久に明らかになることはありませんが。


「7人一度に死刑執行」というのは、とてもおぞましい響きがあります。

でも、そうならざるを得ないようなもっとおぞましいことをしたのがオウム真理教だったということは絶対に忘れたくないですね。


彼らがまともな集団だったら、こんな結果が起きなかったのですから。


いつかは決着をつけなければいけない事件、それが平成で幕を閉じたなら、それはそれで一つの区切りになったと思います。



今回は、ということでした!




参考サイト:
https://www.sankei.com/affairs/news/180706/afr1807060056-n1.html
https://www.huffingtonpost.jp/abematimes/death-penalty-to-do_a_23475959/
https://www.asahi.com/articles/ASL4S04M5L4RUTIL04W.html
https://www.asahi.com/articles/ASL764W7YL76UTIL033.html
https://www.huffingtonpost.jp/2018/07/05/aum-seven_a_23475861/
https://www.asahi.com/articles/ASL764RXRL76UTIL02P.html






旧大口病院事件、犯人は元看護師!類似事件があるのも驚き

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旧大口病院(横浜はじめ病院)で起きた、患者の連続死は、当時病院に務めていた看護師が逮捕され急展開を迎えました。

大口病院事件



この事件が明るみになった時、同じ病棟で、20人だか相次いで亡くなっていたんですよね。

重病の患者さんを受け入れているということで、仕方ない、とも言われていましたが、数を聞いただけでも不気味。

さらに、点滴に洗剤が入れられていて、いつどこで混入されたのかも特定が難しいということだったので、「未解決で終わってしまうのでは」と思ってました。


でも、犯人が捕まってよかった。


犯人は病院に務めていた元看護師。


人の命を守る立場の看護師が、人の命を奪っていたというのには驚きですよね。


看護師がまさか、ですが、調べてみると、類似事件もあってびっくり。


今回逮捕された犯人と、類似事件についてまとめてみました。


もしかしたら、今回の犯人の動機も、うっすらみえてくるかもしれません。




大口病院事件の犯人は久保木愛弓

大口病院 犯人
出典


神奈川県警は2018年7月9日、殺人の容疑で久保木愛弓容疑者(31)を逮捕しました。


大口病院では、2016年9月、病院に入院していた2人の男性患者(どちらも88歳)が相次いで中毒死、どちらの体内からも消毒液の成分に使われる界面活性剤が検出されました。


逮捕された久保木容疑者は、当時大口病院に勤務していた看護師で、逮捕後は、2人の点滴に消毒液を混入したことを認めているということです。



久保木容疑者に余罪の疑い

旧大口病院の4階病棟では、事件が発生する前から、いくつかトラブルが報告されていたようです。

○看護師の飲み物に、漂白剤らしいものが混入され、それを飲んだ看護師の唇がただれた
○看護師エプロンが切り裂かれた
○カルテが紛失した


また、この4階病棟では、多くの患者が亡くなっていて、以前からおかしいといぶかる声もあったのです。
○2016年7月から9月にかけて、50人の高齢者が亡くなっている
○中毒死と特定された患者以外でも、体内から界面活性剤の成分が検出された死亡患者が複数いる


そして、中毒死が発覚してからは、死亡患者がゼロになったとの情報も。

偶然なのでしょうか。

これらの数字が本当だったら、誰かが故意に消毒液を入れ続けていたと考えるほうがスムーズですよね。


また、久保木容疑者は、「他の入院患者の体内にも消毒液を入れた。20人ぐらいやった」と供述しているとの報道もあります。

「他の20人にも消毒液」看護師を殺人容疑逮捕 連続死:朝日新聞デジタル「他の20人にも消毒液」看護師を殺人容疑逮捕 連続死:朝日新聞デジタル 


これらのことから、久保木容疑者の余罪は、かなり高い確率で今後出てきそうです。



看護師が犯人の類似事件

看護師が患者に手をかける。

絶対にあってはならないことですが、看護師が犯人という事件は今に始まったことではありません。


患者を危篤状態にして自分が回復させるというヒーロー願望がある
私生活などでうまくいかないことがあり、そのはけ口を殺人に求める
看護師という立場を利用しての殺人

など、患者を殺害する動機はいくつかあるようです。


海外のケースですが、そのいくつかを見てみましょう。


グウェンドリン・グレアムとキャシー・ウッド(アメリカ)

グレアムとウッド
出典
※グレアム(写真上)とウッド(写真下)


1980年代、アメリカで発生した事件。

グレアムとウッドの2人は、アメリカミシガン州グランドラピッズにある老人ホームの看護助手で、そこで5人の入所者を絞殺。


2人はレズビアンの関係で、「M・U・D・E・R(殺人)」というスペルを完成させるため、殺人を始めましたが、その根底には、看護師としての立場を利用して、アルツハイマー病にかかった患者に手をかけ、性的興奮を得るという理由があったようです。


その後2人の関係が解消したことがきっかけで事件が明るみになり、2人は逮捕。


1989年、グレアムは5件の殺人事件でそれぞれ終身刑、ウッドは2件の殺人事件で20年から40年の判決を受けました。



ダニエラ・ポジャーリ(イタリア)

ダニエラ・ポジャーリ
出典


2014年、イタリア北部ルーゴの病院で、78歳の女性患者が死亡。

司法解剖を行ったところ、体内からは危険レベルの量のカリウムが検出されました。


その後の捜査で、同病院に勤務していたダニエラ・ポジャーリが殺人容疑で逮捕されます。

女性にカリウムを注射できる立場に有るのはポジャーリだけであり、ポジャーリが勤務した時は、他のナースが勤務するときよりも患者の死亡数が何倍も高くなることなどが決め手になったようです。


ポリージャが勤務中に亡くなった患者は90人にも上ると言われ(逮捕されたのは1人殺人の容疑で、他数十人の殺人関与が疑われている)、その動機は、同僚たちとうまく行かなかったとも、老い先短い患者の面倒を見るのが嫌になったとも言われています。


また、ポリージャは、亡くなった患者とセルフィーを撮っていたようで、逮捕後複数のセルフィーが流出しました。


キムベリー・クラーク・サエンス(イギリス)

キムベリー・クラーク・サエンス
出典


LNP(ライセンスド・プラクティカル・ナース)の資格を持つサエンスは、2008年、当時勤務していたテキサス州ラフキンにある透析センターで、少なくとも5人の患者を殺害、5人を負傷させて逮捕されました。


事件が明るみになったのは、1通の匿名の手紙。
30日の間に、30件も救急車が呼ばれたことを疑問視する内容で(通常は15ヶ月間に2回ほど)、それはサエンスが勤務していた時期と重なりました。


逮捕後サエンスは、否認をしていますが、サエンスが患者の透析ラインに漂白剤を注入していたのを見たという同僚の証言があります。

また、サエンスは、漂白剤を透析ラインに注入したらどうなるのかということをネットで事前に調べていたことがわかっています。


サエンスは、以前から薬物依存症があり、医療機関から複数回解雇された経歴がありましたが、そういった情報は共有されていなかったことも問題になりました。


サエンスは、殺人罪で終身刑、加重暴行罪で20年の判決を受けて服役しています。



ベブリー・オールイット(イギリス)

ベブリー・オールイット
出典


オールイットは看護師として英リンカンシャーにある病院の小児病棟に勤務していました。

1990年代、オールイットは入院している子供患者(少なくとも)13人に対し、インスリンを過剰注射するなどして4人を殺害しました。


オールイットは、自分で危篤に陥らせた子供の救命を必死にしたり、亡くなった子供の両親と一緒に涙を流して死を悼むといった素振りを見せたため、始めは誰もが疑わなかったんですね。


その後オールイットは逮捕されるわけですが、後にオールイットは、代理ミュンヒハウゼン症候群という、他人を傷つけることで周囲の注目を浴びようとする精神障害があることがわかっています。


オールイットは13件の容疑で終身刑を言い渡されました。




と、いわゆる「メディカルキラー」と呼ばれる殺人者たちについて少し見てみましたが、中には100人以上の患者の命を奪ったケースもいくつかあります。

また、女性メディカルキラーばかり紹介しましたが、中には男性メディカルキラーのケースも多く、男性看護師または医師が犯人というケースも珍しくありません。


本来は治療のために使う立場や薬を、殺人のために使うとは、卑劣ですよね。



今回、旧大口病院の元看護師、久保木愛弓容疑者が逮捕され、供述に素直に応じているということです。


看護師による大量殺人は、日本ではあまり聞きませんよね。


こうしたレアケースに対して、どう捜査が進んで、どう罰せられていくのでしょうか。


今後の展開に注目していきたいです。



今回は、ということでした!



参考サイト:
https://www.asahi.com/articles/ASL787DDGL78ULOB01G.html
https://www.asahi.com/articles/ASL7754P1L77ULOB00G.html
https://matome.naver.jp/odai/2147467762226234701
https://matome.naver.jp/odai/2147501890279582601
https://www.j-cast.com/2016/09/25278895.html?p=all
https://en.wikipedia.org/wiki/Gwendolyn_Graham_and_Cathy_Wood
https://www.madisons.jp/murder/text/granam&wood.html
https://www.ranker.com/list/serial-killer-nurses/april-a-taylor
https://en.wikipedia.org/wiki/Kimberly_Clark_Saenz
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%A3%E7%90%86%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%83%92%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%BC%E3%83%B3%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4




船戸雄大、大麻所持してた!ああ、また心が砕かれる

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船戸結愛ちゃんの虐待死で逮捕されている船戸雄大容疑者ですが、大麻所持の容疑で追送検されていたことがわかりました。

船戸雄大大麻所持


虐待の次は大麻所持。

逮捕されてから結愛ちゃんの最期の様子や、許しを請う手紙などが出てきたという報道が相次いでいましたが、どれも気持ちが暗くなるものばかりでした。


そして今回のこの報道。

確か船戸容疑者は、無職でしたよね?


無職で大麻?!

その上子供を虐待?!


無職で何もせず、大麻に手を出して、挙句の果てに虐待。


救いようのないクズ野郎、とは、こういう人のことを言うのではないでしょうか?


もう、この事件には毎回心を打ち砕かれていますが、またか、ですね。





家宅捜索で見つかった乾燥大麻

船戸雄大容疑者は、妻の優里容疑者とともに2018年3月5日に、結愛ちゃん虐待死事件の容疑で逮捕されました。


事件については以前記事にしたのでよかったらチェックしてみてください。

転居前の香川県から暴力!船戸雄大から結愛ちゃんは守れなかったのか | ええっ!?ジャーナル転居前の香川県から暴力!船戸雄大から結愛ちゃんは守れなかったのか | ええっ!?ジャーナル 


事件後、東京都目黒区にある船戸容疑者たちが住んでいたアパートが家宅捜索されましたが、この時に大麻が発見されたというのです!


発見されたのは、乾燥大麻数グラムと、指定薬物(使用するには許可が必要な薬物)が入った瓶で、船戸容疑者のバッグから出てきたとのこと。


バッグに入っていたということは、常習犯だったのでしょうか。


船戸容疑者は、結愛ちゃんの保護責任者遺棄致死の罪で、すでに起訴されていますが、大麻所持で警視庁から追送検されました。

そして、追送検には、起訴を求める「厳重処分」の意見がつけられたといいます。


取り調べで船戸容疑者は黙秘をしているということですが、自分のバッグから見つかったらもう言い逃れできないでしょう。


しかもこの人無職でしょ?

そして妻も無職。


どこから薬代を捻出したのでしょうか。


まさか子どもたちの児童手当とか生活保護から?!


もしかして薬の売人だったとか?!


どこに転んでもクズさは変わりませんね。


はあ、とため息しか出てきません。



結愛ちゃんがこんなに苦しんでいるのに…

働かなかったり薬を手にしたり…

自分は好き勝手なことをしていながら、結愛ちゃんには苦痛を与え続けた。


逮捕後、結愛ちゃんの置かれている状況が次々に明らかになっていきましたが、耳を覆うようなことばかりでした。


1.ルールを課して守れないと暴行

事件後結愛ちゃんの部屋から、ルールが書かれたダンボールが見つかったそうです。

このダンボールには
「いきがきれるまでうんどうする」
「ふろをあらう」
「はをみがく」
「かおをあらう」
「べんきょうする」

といった、日常生活のルールが20項目ほど書かれていたというのです。


小学生前の子にこんなルール作る?


結愛ちゃんは、このルールを必死で守っていたようですが、それができないときは、船戸容疑者の暴力が待ってました。


産経新聞電子版によると、結愛ちゃんは死亡直前にも、船戸容疑者から、嘔吐を繰り返すほど殴られていたのです。

雄大容疑者が傷害容疑で逮捕された3月時点の供述によると、2月下旬、結愛ちゃんが勉強せずに寝ていたことへの「しつけ」として、水のシャワーを浴びせた上、顔を拳で複数回殴った。殴られた結愛ちゃんは必死に首を左右に振ったが、雄大容疑者の目には「反抗の態度」に映り、さらに殴った。

 暴行の数日後の3月2日に病院に搬送された結愛ちゃんの顔は腫れ上がり、室内には繰り返し嘔吐したような形跡もあった。オムツ姿で、トイレにいけないほど衰弱していたとみられ、同日に死亡した。
引用



自分の子供じゃないけど、心が張り裂けそうな思いです。

なぜ、こんな小さな子にここまでする必要があるのでしょうか。


2.「もうおねがい ゆるして ゆるしてください」

結愛ちゃんは、暖房も電気もない部屋で、自分で目覚ましを4時にセットして、起きていました。

起きてからすることは、ひらがなの練習でしたが、事件後、結愛ちゃんが書いた船戸容疑者たちへのメッセージが残されていたのです。


そこには、「一生懸命頑張っていい子になるから許してください」といった、結愛ちゃんの、必死な思いが綴られていました。


メッセージの全文はこちらの記事で。

どんな思いで書いたことか…結愛ちゃんの手紙の内容は「切ない」の一言 | ええっ!?ジャーナルどんな思いで書いたことか…結愛ちゃんの手紙の内容は「切ない」の一言 | ええっ!?ジャーナル 


きっと、ルールを必死に守れば、暴行を受けなくて済む、愛してもらえると思っていたんだと思います。


頑張っていい子になって愛されたかった。

そんな結愛ちゃんの願いは無残にも打ち砕かれてしまったのかと思っただけで泣けてきます。


そんな生活を強いて、自分たちは何をしていたのでしょうか。


3.衰弱している時にも暴行

結愛ちゃんが亡くなったとき、肋骨が浮き出るほど痩せていたと言います。

体重は約12kgで、2歳時の標準体重。


それを聞いただけでも壮絶さを感じますが、その後結愛ちゃんの胸腺の重さが、同年代の子と比べて5分の1にまで萎縮していたというのです。


この免疫に関わる臓器が萎縮するのは、継続的に虐待を受けていた子供に見られるということですが、外見も体の中も、虐待ですっかり弱っていたことがわかりますね。


結愛ちゃんは最期、ご飯も食べられないほど衰弱していたと報道されましたが、船戸容疑者が2月末に結愛ちゃんを殴り、傷害罪で起訴された頃から起き上がれず、寝たきりの状態が続いていたのです。


なのに、船戸容疑者は、「勉強すると言ったのに寝ていた」と言って、暴行を加えたのです!


結愛ちゃんは起きたくても起きれなかったのに、この鬼畜。


なぜ結愛ちゃんはこんなに苦しんで亡くならなくてはいけなかったのか、本当に本当に気の毒でなりません。



ネット上の声

船戸容疑者が大麻所持で追送検されたニュースで、ツイッターでも反応がありました。


その一部をピックアップしてみますね。














おわりに

船戸容疑者は、東京都に移る前、地元の香川県では仕事を持っていたようですね。

その頃は、仕事が忙しく、虐待もなかったということですが、一体彼をここまで駆り立てたのは一体何だったのでしょうか。


無職で薬物に手を出し、挙句の果てに5歳の子を虐待。



どこをどうとっても、許される余地はありません。


一時船戸容疑者に、殺人や傷害容疑での起訴も視野にあったようですが、結愛ちゃんの死因が暴行と直接関係ないことから断念されたそうです。


私達はこの怒りや悲しみを司法に委ねるしかないのですが、天国の結愛ちゃんはどう思ってるでしょうか。


「もういいよ、恨んでないよ」って言ってるかもしれませんね(涙)


多くの人が思っていることですが、今度生まれ変わったら、優しい優しい両親のもとに生まれて、精一杯愛情を受けてほしいです。



今回は、ということでした!




参考サイト:
http://news.livedoor.com/article/detail/14995807/
https://www.fnn.jp/posts/00396166CX
https://www.sankei.com/affairs/news/180711/afr1807110016-n1.html
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180711-00000094-asahi-soci
https://www.sankei.com/premium/news/180616/prm1806160016-n1.html
https://www.asahi.com/articles/ASL685TGQL68UTIL03P.html



大口病院事件の動機につながる容疑者の供述!単にストレス発散が苦手ってだけじゃないね

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大口病院事件で逮捕された元看護師、久保木愛弓容疑者。

大口病院事件犯人の久保木愛弓容疑者



逮捕された容疑は、患者の点滴に消毒液を注入して殺害したことですが、警察は、他の患者にも消毒液を注入したとして、立件の方針を固めています。


また、久保木容疑者は、「他にも20人位やった」と自供していることから、被害者は今後増える可能性が出てきました。


もし、久保木容疑者の供述が本当だとしたら、何十人もの人の命を奪ったことになります。


なぜそんな行動に走ったのでしょうか。


彼女の動機が知りたくなりますよね。


久保木容疑者の供述や性格を調べてみると、それがなんとなく見えてきました。




久保木容疑者「家族への説明が面倒で、苦手だった」

自分の勤務時間内で患者さんが亡くなった場合、看護師は遺族に説明する必要があります。

久保木容疑者は、その説明が面倒で苦手と感じていたようで、患者さんを殺害したのもそれが理由と供述したというのです!


逮捕されたきっかけとなった、男性患者が亡くなった当日、久保木容疑者の勤務時間は午後5時から翌日の午前8時半までとなっていました。

男性患者は久保木容疑者の勤務が始まる午後5時前に容態が急変したということですが、久保木容疑者の勤務時間外です。


また、その日は久保木容疑者は、勤務が始まる2時間も前から病院にいたということで、その間に消毒液を点滴に混入したと見られています。


警察の調べに対して久保木容疑者は、

自分の勤務時間帯に患者が死ぬと遺族に経緯を説明する必要があり、それが苦手だった。だから担当時間外に薬品を入れて殺した。(引用


と供述しました。


そんなに嫌なら辞めるか他の病院に再就職したらよかったのに。

いや、患者さんたちが目障りなら看護師を辞めればよかったのでは。


そんなふうにタラレバで思ってしまいますが、辞められない事情があったのでしょうか。


久保木容疑者は、社交的な方ではなかったというので、もしかしたら新しい環境に馴染むことが面倒に感じたのかも。


いずれにしても、人の命を犠牲にしてまでのことだったのだろうか。


考えてしまいますよね。


久保木容疑者「ストレスがあった」

「家族に説明するのが面倒」という供述の他にも、消毒液を混入した理由として「ストレスがあった」と、久保木容疑者は捜査関係者に供述したようです。

勤務していた病棟では、看護師同士のトラブルが発生していて、飲み物に異物が混入されたり、パワハラがあったなどと囁かれています。


そんなトラブルの影響が、患者のケアにも出てしまっていたところもあったようです。


ある入院患者の家族は、患者さんが看護師から怒鳴られているのを見たといいますし、看護師が別の看護師を怒鳴りつけているところを目撃した被害者遺族もいたというのです。


看護師という激務に加えて、こうした内輪もめがあれば、久保木容疑者も強いストレスを抱えていたことは想像に難くないですね。



久保木容疑者は、2016年の7月頃から消毒液を注入し始めたということですが、事件が発覚した9月までに、48名もの患者さんが亡くなりました。


久保木容疑者が勤務していた病棟は、終末期の患者さんたちを受け入れていたので、亡くなってしまうのは仕方ないと思われていました。

でも、多いときで1日8人もの患者さんが亡くなったということで、「呪われている」という噂が出てもおかしくありません。



20人以上の患者の点滴に消毒液を混入させたと供述した久保木容疑者は、それについて「感覚がマヒしていった」と、説明しているそうです。

ストレスが起きるたびにやっていたのでしょうか。


いくらなんでも、ですよね。


ストレス発散方法間違ってるだろう。



人付き合いが苦手

久保木容疑者について調べると

内気
おとなしい
目立たない
地味

といった、周囲の声を聞きます。


学生時代から友達も少なく、印象の薄い存在だったようです。


また、職場でも、一人でいることが多く、淡々と仕事をこなすほうで、「人と接するのが苦手な看護師」と、周囲は思っていたようです。



おとなしいと、控えめで真面目な感じもしますが、逆に、おとなしすぎると、何を考えているのかわからない部分があって怖いですよね。


久保木容疑者は、話しかければ答えるといった程度のやりとりを周囲としていたということなので、よほど人と話すことが苦手なのかもしれません。




ストレス発散が苦手で怒りをためていたのかも

逮捕後の久保木容疑者の供述や、報道されている人付き合いが苦手という人物像から

抱え込むストレスを外に発散することが下手で、その怒りの矛先が患者さんに向かった


というのが、動機の一つと考えられますね。


学生の頃の楽しい思い出と言うと、友達と部活で汗を流したり、買い物にでかけたり、恋愛話に花を咲かせたり、好きな芸能人やTV番組で話が盛り上がったり、といったことが思い出されます。

また、ムカッときたことで相手と喧嘩もしたし、やり場のない怒りは、友達や親に話してスッキリさせたりもしてきました。


人と付き合うことが苦手だった久保木容疑者には、こうした思い出はあったのでしょうか。

なにかムカつくことがあった時、自分の中にためていってしまったのではないでしょうか。


久保木容疑者は、同僚の看護師から自分のミスを指摘されたことがあり、それに対してもストレスを感じていたという報道もあります。
自分がイラッとしたり、ムカついたことを相手に言えず、それを発散させる手段も持っていなく、そんな自分のもどかしさにも苛立ち、心の中でどんどん怒りを増大させていったのかもしれません。


精神科医の片田珠美先生は、久保木容疑者の犯行を「置き換え」の行為としてみています。

 大口病院では、入院患者が相次いで死亡した4階で、2016年4月から8月にかけて看護師の服が切り裂かれたり、飲み物に異物が混入されたりするトラブルが起きていた。これが久保木容疑者によるものなのかどうかはこれから慎重に調べなければならないが、もしそうだとすれば、他の看護師に対する怒りをこのような形で表現したと考えられる。

 ただ、こういう手法を続けると、自分が疑われるが恐れがある。だから、それを続けるわけにはいかず、怒りの矛先を患者に向け変えて、患者の点滴に無差別に消毒液を入れたのではないか。

 このように、怒りを覚えた相手に対して直接怒りを出すわけにはいかないので、その矛先を別の対象に向け変えることを精神分析では「置き換え」と呼ぶ。この「置き換え」によって、別の看護師の勤務時間中に患者が死亡するように仕向けたわけで、復讐願望を満たそうとしたともいえる。(引用



久保木容疑者は、高校生の時、推薦で看護学校へ進学する予定でしたが、面接で不合格になりました。

合格率99%と言われる推薦入学で、なぜ不合格になってしまったのでしょうか。


それは、「人と関わるのが苦手」という理由だったから。


それほどコミュニケーションが苦手な人なので、怒りやストレスを間接的にでしか爆発させられないことは容易に想像できますよね。


ストレス発散が苦手の反面、悪質さも露呈

一度は不合格になったものの、その後受けた一般試験では合格したため、看護師になることができた久保木容疑者。


成績は優秀だった、といいますが、

自分の勤務時間以外で亡くなるように考えて消毒液を注入した
容態の悪い患者を選んだ

という抜け目のなさに、それが出ているように感じます。


また、逮捕される前取材に対しては「犯人が許せない」などと、自分ではないと嘘をきっぱりと言ってのけていました。


「極刑を覚悟している」とされる久保木容疑者ですが、この人の中に悪意を感じます。


ある捜査関係者が「彼女なりに罪と向き合っている」と表現したのは、ここにあるかもしれませんね。



おわりに

久保木愛弓容疑者が、なぜ患者さん殺害にまで至ったのか、その動機ははっきりしていません。

報道される情報でしか伝わってきませんが、職場環境やその性格から、日頃大きなストレスを抱えていたことは間違いなさそうです。


普通は、そういうストレスは何かしらの方法で発散できるのですが、久保木容疑者の場合はそれができず、同僚や患者さんに向いていってしまったのかもしれません。


そして、「いつ」「誰に」消毒液を注入しようか、自分の都合で選んでいるところに抜け目のなさを感じるんですね。


患者さんたちは、身勝手な理由で命を奪われてしまった。


久保木容疑者は、取り調べに素直に応じ、自分がした罪と向き合っているようにも見えるということです。


警察は、引き続き慎重に捜査を進めているということですが、もしかしたら動機はもっと深いところにあるかもしれません。



今回は、ということでした!




参考サイト:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%8F%A3%E7%97%85%E9%99%A2%E9%80%A3%E7%B6%9A%E7%82%B9%E6%BB%B4%E4%B8%AD%E6%AF%92%E6%AD%BB%E4%BA%8B%E4%BB%B6
http://biz-journal.jp/2018/07/post_24021.html
https://www.sankei.com/affairs/news/180713/afr1807130003-n1.html
http://www.kanaloco.jp/article/346105
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2018/07/09/kiji/20180708s00042000604000c.html
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180712-00010000-tvkv-soci
https://www.j-cast.com/tv/2018/07/10333454.html
https://mainichi.jp/articles/20180714/k00/00m/040/212000c



結愛ちゃん、国が動いたよ!児童虐待防止対策が強化へ

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2018年7月20日、政府は児童虐待防止の緊急総合対策を決定しました。

児童客体防止対策強化



このニュースを聞いた時、思わず
「結愛ちゃん、やったよ、国が動いたよ!」と、叫んでしまいました。


というのも、この緊急総合対策の取り決めは、結愛ちゃんの虐待事件が大きく影響しているからです。



安倍総理が結愛ちゃんに言及

7月20日、安倍総理は、総理大臣官邸で開催された、児童虐待防止対策に関する関係閣僚会議に出席しました。


この会議には、安倍総理を始め、菅内閣官房長官、野田総務大臣、加藤厚生労働大臣らが出席、児童虐待防止対策の強化に向けた緊急総合対策について話し合いが進められました。


緊急総合対策が取りまとめられましたが、安倍総理は、取りまとめられたことについて、以下のように述べたということです。


首相官邸のホームページから引用しますね。


虐待を受けながらも、両親の思いに応えようとする思いを、覚えたての平仮名で綴(つづ)った5歳の結愛(ゆあ)ちゃんを始め、虐待によって幼い命が奪われる痛ましい出来事をもう繰り返してはなりません。子供たちの命を守ります。
 この強い決意の下、児童虐待防止対策の強化に向けた緊急総合対策を、ただ今取りまとめました。この対策に基づき、虐待通告から48時間以内に子供に面会できない場合は立入調査の実施をルール化、子供の安全確認ができない場合など児童相談所と警察の情報共有ルールを明確化、子供の安全確保を最優先としリスクが高い場合には躊躇(ちゅうちょ)なく一時保護を実施する。厚生労働省を始め、各府省庁にあっては直ちに実行に移してください。
 さらに、現行の児童相談所強化プランを前倒して見直し、来年度から2022年度までを期間とする新たな体制強化プランを策定します。その中で、虐待に対応する児童相談所の児童福祉司について、現在の約3200人体制から2000人程度増員を図るとともに、市町村の体制強化などに取り組みます。市町村を含む行政機関の連携はもとより、地域社会全体で子供の命を守る社会づくりを進めます。
 加藤大臣を中心に各大臣においては、子供の命を守るため、あらゆる手段を尽くし、やれることはすべてやるという強い決意で、取り組んでください。引用




この模様を収めた動画はこちらです。
⇒ 児童虐待防止対策に関する関係閣僚会議-平成30年7月20日



やっぱり、今回の会議開催には、結愛ちゃんの虐待事件が大きく影響していたんですね。


総理のコメントを聞いた時「結愛ちゃん、結愛ちゃんの死は無駄にはならなかったよ」と、涙が出てきました。



どんなことが取りまとめられた?

総理が述べられたように、児童虐待防止の緊急対策で取りまとめられたのは

○子供が危険にさらされているリスクが高い場合は、児童相談所は躊躇なく一時保護する
○児童相談所は、虐待が通告されてから48時間以内に、子供に面会できない場合は、立ち入り調査を実施する
○児童相談所間のひきつぎを強化、引き継いだ児相は、緊急性が高い場合子供と対面して安否を確認する
○2020年までに児童福祉司を2000人増員する
○子供の安全が確認できない場合の児相や警察の間での情報の共有対象の明確化

といった点。


結愛ちゃんの場合、問題となったのは
○命にかかわるほどの虐待を受けていたにもかかわらず、品川区の児相が面会拒否された後何も行動していなかった
○香川県では病院が結愛ちゃんについているこめかみの傷をしてきていたが、その情報は警察と共有されなかった

など、公共機関の連携や対応の不味さが浮き彫りになりました。


「もし、外部がもっと踏み込んでいたら、結愛ちゃんの命は救われたのではないか」と思われたところがたくさんあっただけに、なおさら悔やまれるんですよね。


緊急対策は、こうした悲劇から子供を守るため
○虐待が疑われている子供の面会の徹底
○異なる機関どうしの情報共有のルール化
○児相のあり方

の見直しと強化が取り決められたということになりますね。


「児相強化プラン」は、以前からあったのですが、それに上乗せされる形で強化されるようですね。



命の危険に関わるほどの虐待で、子供の命を守ることができるかどうかは、児相の行動が大きく関わっています(もちろん、警察や病院、行政との連携が大事ですが)。


その児相が的確に動くためにも、情報の共有やルールの強化は必要なことだと思います。


これを実行に移すには、職員の育成と言った課題がありますが、実現してほしいですよね。



結愛ちゃんのおかげで何人もの子供が救われる可能性が


総理がおっしゃるように、私も結愛ちゃんが書いたあのメッセージ、何度読んでも心が痛くなります。



結愛ちゃん、結愛ちゃんの願いはパパとママには届かなかったかもしれないけれど、多くの人に受け止められているよ(涙)


そして、結愛ちゃんの魂の叫びは、国まで動かしたんだよ。


児童福祉対策が強化されたとしても、結愛ちゃんは帰ってこない、でも、今後対策が実施されることで、何人の子どもたちが救われることになると思う。



結愛ちゃん、辛かったろう、痛かったろう。

でも、結愛ちゃんが耐えた苦しみは、こうやって花を咲かせたよ。


私はこうして記録して伝えることしかできないけれど、多くの人がきっと児童虐待防止対策が強化されたことを知って喜んでくれていると思う。


そしてこれからは、子どもたちの命を守る社会を目指すね。


結愛ちゃんの死を無駄にしないためにも。



参考サイト:
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20180720-OYT1T50056.html
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180720-00010011-houdoukvq-soci
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180720-00050056-yom-pol
https://mainichi.jp/articles/20180721/ddm/001/010/082000c
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3426456.html




オウム死刑囚 残り6人の死刑執行。「区切り」だけど「終わり」じゃないね

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オウム真理教事件の死刑囚、残り6人の死刑が執行されました。

オウム死刑囚残り6人死刑執行



オウム真理教事件で死刑が確定したのは13人。


そのうち麻原彰晃ら7人は、2018年7月6日に死刑執行されました。


そして今回は残り6人の死刑囚。



予想以上に早かった、というのが感想ですが、それ以上に強いのが「ああ、やっと終わった」といった気持ちではないでしょうか。


でも、オウム真理教についての記事を読むと、「終わった」というよりも、「ひとつの区切りなんだな」というのが現状のようです。


死刑執行は終わっても、事件の爪痕は終わっていない、ということ。





オウム死刑囚残り6人の名前

2018年7月26日、法務省は死刑執行したと発表しました。



「1ヶ月で2回の死刑執行は異例」などと報道している記事もありますが、この事件そのものが異例。


死刑囚を13人出すような事件ですよ?!
そうそう起きるものではありません。

死刑執行も、法を遵守してのことなので何も問題はなく、上川陽子法相は、よく決断されたと思います。


さて、今回死刑執行された死刑囚は以下の6人です。

死刑囚
カッコ内は年齢
主な罪状 死刑執行場所
宮前一明(旧姓岡崎、57) 自分の部下だった男性信者を殺害(男性信者殺害事件)。坂本堤弁護士一家殺害事件では、殺人に関わったほか、一家の遺体を別々の場所に遺棄する。 名古屋拘置所
横山真人(54) 地下鉄サリン事件の実行犯の一人。自分がサリンを散布した車両では死者が出なかったものの、事件に関与した一人として裁かれた。 名古屋拘置所
端本悟(51) 得意な空手の腕を買われ、坂本弁護士一家殺害事件と松本サリン事件の実行メンバーに抜擢される。
上から命じられるままに実行したとは認められたものの、事件に直接関与した事実は免れず、死刑判決を受ける。
東京拘置所
小池泰男(旧姓林、60) 地下鉄サリン事件と松本サリン事件に関与。地下鉄サリン事件では、サリンが入った袋をメンバーの中でも最多の3袋持ち散布。
死者8名を出す。事件後しばらく逃亡するが、1996年12月3日に沖縄県で逮捕される。
福岡拘置所
豊田亨(50) オーストラリアに「豊田研究所」を持つほど、教団の核開発に大きく関わっていた。
地下鉄サリン事件ほか、東京都庁小包爆弾事件、新宿駅青酸ガス事件、自動小銃密造事件と、計4つの事件で起訴された。
地下鉄サリン事件では実行犯として日比谷線でサリンを散布。この事件で死刑判決を受ける。
東京拘置所
広瀬健一(54) 地下鉄サリン事件の実行犯で、御茶ノ水駅でサリンを散布する。
地下鉄サリン事件と自動小銃密造事件で起訴され、2000年の第一審と2004年の控訴審ともに死刑判決を受ける。
2009年上告棄却が決定し、死刑が確定。
暗示にかかりやすく、犯行時は、罪の意識が全く消えている完全なマインドコントロール状態に陥っていたことが社会心理学者らによって説明されている。
東京拘置所

オウム死刑囚残り6人
出典
写真左上から時計回りに:宮前一明、横山真人、端本悟、広瀬健一、豊田亨、小池泰男



区切りはついたけど問題はまだくすぶっている

今回の死刑執行で、オウム真理教事件で死刑判決を受けた被告全員の死刑が執行されたことになります。

オウム真理教による事件が発生したのは1990年代。

20年以上の年月を経てようやく、といった気持ちがこみ上げてくるのは自然ですよね。


ですが、死刑執行で事件が「終わった」とは言い切れないのです。

後遺症に悩む被害者

「地下鉄サリン事件被害者の会」代表世話人の高橋シズヱさん(71)は、死刑囚13人の死刑執行後の記者会見で「13人の死刑が執行されても、被害はまだ続いている」と訴えました。



手がしびれる、極度の疲労感に悩まされるなど、事件の後遺症に苦しんでいる被害者は今もいるのです。


後遺症は身体的なものばかりではありません。


地下鉄サリン事件のある被害者は、事件後「誰かにつけられているのでは」という妄想がひどくなり、それは精神科に入院するほどまでに深刻になったそうです。



また、被害者支援の遅れも目立っています。

被害者が届け出た損害賠償責権はおよそ38億2200万円ですが、教団側から回収できたのは4割程度。

教団の破産手続きは、およそ22億7200万円の債権を残して、20年に終結しています。


その後「オウム真理教犯罪被害者支援機構」は、「アレフ」と「ひかりの輪」に対して交渉を続けているということですが、事件発生から20年経っても完結していません。

オウム 被害者
出典


後遺症に苦しむ被害者からすれば、オウムの事件は死刑執行が完了しようとも終わったわけではありません。



洗脳が完全に解けるのは難しい

広瀬死刑囚は、完全にマインドコントロールされていたと少しお話しましたが、彼は、ヴァジラヤーナの信念(殺人や盗みを正当化する教え)を麻原から吹き込まれ、これを完全に正しいと信じ込みました。


この状態では自分のアイデンティティは姿を消し、人の命を奪うことも躊躇せずできるようになります。


麻原に自動小銃の製造を命じられた時、広瀬死刑囚は、

「違法行為という認識はあったが、悪いことをするという感覚はなかった。そういうことにこだわることは、人類救済の気持ちが足りないのだと罪悪感を感じた」(引用

と思ったそうです。


普通の善悪の判断ができなくなる。


洗脳は怖いです!


こんなふうに強力に洗脳されてしまってるわけですから、それが解けるというのはかなり難しいと考えられますよね。


オウム信者の脱洗脳にかかわってきた、脳機能学者・苫米地英人氏は、洗脳が完全に解ける難しさを指摘しています。


「元幹部らオウム信者の多くは麻原を否定しても、ヴァジラヤーナを全く否定していない。やはり、オウムに対し、破壊活動防止法で組織を壊滅させるべきだったと思います」(引用



殺人を正当化するために、信者たちがしがみついていた、ヴァジラヤーナは、信者たちの心の中に予想以上に深く浸透しているようです。


また、苫米氏は、サリン事件が発生した背景について

「サリン事件は、オウムにとって“ヴァジラヤーナ”という教義に基づき、教えを実践したまでのこと。麻原は最終解脱者で、他人の魂を解脱させて転生することができ、人々はカルマ(悪業)を積んでいるから、苦しめば苦しむほど、より良い転生ができる。つまり、サリンをまいて苦しめて殺すことが、人のためという危険な教義だったのです」(引用


と、解釈していますが、聞いただけでも恐ろしい思想です。

この考えが今も続いているとしたら、今後また同じような悲劇が起きないとも限りませんよね。


信者を完全に洗脳から解くには、専門的な技術が必須になるということですが、死刑執行が終わったからと言って事件は終わり、ということではないんですね、ホント。


入信し続ける信者

あれだけひどい事件を起こしていても、教団が存在している事態びっくりですが、そこに入信する人も未だにいるというところに驚きを隠せません。


オウム真理教は現在「アレフ」と「ひかりの輪」に分裂していますが、公安調査庁によりますと、2つの教団合わせて1650人(2017年)の信者がいるということです。

全盛期よりも数を減らしているものの、年間およそ100人の人がアレフに入信しているとか。


さらに、両派の資産額の合計は、2000年から2017年の間に、17倍以上も増加しているというのです。


アレフもひかりの輪も、未だに麻原を尊師と崇めています。

オウム真理教を支えたヴァジラヤーナの教えもなくなったとは考えられません。


信者にしろ、資産にしろ、減るどころか増えているところが怖いです。



事件の真相は闇へ

なぜ麻原はこんな事件を起こしたのか。

なぜ、起きなければならなかったのか。


麻原は、生前事件の核心を語らなかったので、真相は闇のまま。

つまり、「なぜ?」という問は永遠に続くことを意味しています。


そして、真相が明らかにならなければ、いろんなふうに解釈もされてしまいますよね。

事件を理解したり、解明につながるのであればいいですが、たとえば歪んだ解釈が、麻原を神格化するに十分なものだったとしたらどうでしょうか。


考えすぎかもしれないけれど、真相を解明するために、今後もいろんな議論が続いていくことは想像できますね。



おわりに

オウム真理教事件の死刑囚13人の死刑執行が済みましたが、「やっとか」という思いの一方で、何かすっきりしない部分もあります。


それはやっぱり、事件の爪痕が残っているからだと思います。


後遺症に苦しむ被害者や、遅々として進まない被害者支援
それから、今も活動を続けているオウム真理教。

洗脳が解かれないまま社会復帰している信者もいるわけですし、なかなか「終わった」という気持ちにはなれませんね。


それでも、死刑執行でひとつの区切りはついたと思います。

「平成史上最悪の凶悪事件が、平成でピリオドを打った」と言われますが、ある意味それは正しいと思います。


刑事上は終わった、それだけ、といったところでしょうか。


本当に終わった、と思える日が来るといいなと思います。



今回は、ということでした!



参考サイト:
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3342414026072018MM0000/
https://www.sankei.com/affairs/news/180726/afr1807260025-n1.html
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180726-00000021-sasahi-soci
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180726-00010007-abema-soci
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E7%9C%9F%E7%90%86%E6%95%99
http://www.moj.go.jp/psia/index.html
https://www.sankei.com/affairs/news/180317/afr1803170025-n1.html
https://www.sankei.com/affairs/news/180706/afr1807060052-n1.html



オウム事件の被害者や家族の苦しみは…死刑執行を異常に批判していることに異常さを感じる

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オウム真理教事件の死刑囚の死刑執行後、いろいろな反応がメディアやネットで出ています。

オウム事件の被害者



様々な反応がでるのは、それだけ多くの人が注目していて、異なる意見を持ってる証拠ですよね。


でも
「死刑執行数が異常!」とかいう声を聞くと、ちょっと異様さを感じます。


私は死刑制度支持のほうですが、それを抜きにしてもなぜ執行数や執行頻度が問題になるのでしょうか。


死刑囚の死刑執行に対して批判や異常と訴えている声が大きくなればなるほど、被害者や家族の存在が無視されているような気がしてならないんですよね。





死刑執行に対する批判

オウム死刑囚の死刑執行は、まず7月6日に6人行われました。

このときから、死刑執行に疑問を抱く声が出てましたね。


特にこれには絶句しました。



ジェ、ジェノサイド?!

「ジェノサイド」って、同化のために行う民族浄化や大量殺人のことをいうんですよ。


特定の宗教や文化を持つグループの抹消を、日本がやったとでも?!


捜査、裁判、判決、法務大臣のサイン、と、法の手続きを踏んで行われています。


それをジェノサイドとは。とんでもない表現です。


また、7月26日に、オウム事件の死刑囚13人の死刑執行が全て終わった後、メディアは一斉にこのことを報道しましたが

「13人全員の死刑執行」
「1ヶ月で2度の執行」
という見出しが多かったのが印象に残りました。

これらの数字に嘘はない、でも、その逆に、オウムによって被害を被った人たちの数字が見出しになっていないのが不思議です。



それに連呼するかのように、13人の死刑囚の死刑執行を異常と批判する意見もあちこちから出ています。








さらには、「公開処刑」と表現するコメンテーターも。



「公開処刑」と言っただけでなく、「被害者であり加害者」と、死刑囚の擁護とも取れる発言をされてますね。


「更生させる余地があったのでは」という意見もあります。



ここまで来ると決定的、事件の被害者の存在がまるっきり感じられないレベルにまで発展しています。

「100年以上前に逆戻り」オウム死刑執行で抗議集会(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース「100年以上前に逆戻り」オウム死刑執行で抗議集会(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース 


こういう意見を聞くたびに、思うんです、

「忘れてませんか?オウム死刑囚たちがやったこと」って。



殺人事件だけで9件、死者30人以上

オウム真理教が関与したとして起訴された殺人事件は9件です。

ここには立件されていない殺人事件は含まれていません。


「9件の殺人事件」と聞いただけでも異常。
さらに、もっと事件を起こしていたということですから、異常の何者でもありません。



ウィキペディアから、オウム真理教が関与したとされる事件の一覧引用してみます。

オウム真理教が起こした事件1
オウム真理教が起こした事件2
出典


○発生した事件・・・42件
○死者・・・31名
○負傷者・・・6917名


一覧に載ってる事件を参考に、ざっと計算しただけでもこの数字です。


これだけの多くの人の命を奪い、命の危険に晒したわけです。


異常というのなら、死刑執行ではなくて、こうした事件を起こした教団が異常なのではないでしょうか。



死刑執行後、死刑を執行したことを批判する声に、こうした事実が隠されてしまった気がしてなりません。



死刑制度は白黒簡単につけれる問題じゃない

オウム死刑囚の死刑執行後、作家の村上春樹さんが、毎日新聞に寄稿しました。


死刑制度には基本反対の立場である村上さんですが、「『私は死刑制度に反対です』とは、少なくともこの件に関しては、簡単に公言できないでいる」と、複雑な気持ちを綴っています。

村上春樹氏、オウム13人死刑執行に「『反対です』とは公言できない」(AFP=時事) - Yahoo!ニュース村上春樹氏、オウム13人死刑執行に「『反対です』とは公言できない」(AFP=時事) – Yahoo!ニュース 


村上さんは、「アンダーグラウンド」を執筆するときに、地下鉄サリン事件の被害者や遺族にインタビューしたことがあり、その苦しみを間近で感じたからなんだそうです。


公安調査庁のサイトでは、地下鉄サリン事件の被害者家族の手記を公開しています。


それを読むと、「事件さえ起きなければ」という悔しさが湧いてきますし、事件から20年以上経った今も苦しみや悲しみが続いていることが伝わってきました。




被害者のことを考えると、死刑制度に白黒つけるということは、とても難しいことがわかります。


そう簡単じゃないんですよね。


死刑執行後の被害者や家族のインタビューでも、いろいろな感想が出ています。

この記事を読んだだけでも、それがわかります。

「当然だ」「一人で十分」=遺族や被害者-オウム死刑執行:時事ドットコム「当然だ」「一人で十分」=遺族や被害者-オウム死刑執行:時事ドットコム 


答えはひとつじゃない、いや、ひとつと決めつけるものじゃないんだ、ということを感じました。


死刑制度について考える時、いつも自問します。「もし、身内が同じ目にあったらどうだろう」って。

そうするとどうしても、単に「死刑制度は反対」という気にはなれないのです。



もし、死刑制度を反対するなら、制度そのものではなく、そんな制度がなくても平和でいられる世の中なるよう努力するほうが建設的ではないでしょうか。


これはきれいごとでしょうか。


でも、事件の被害者や、遺族の声を聞くと、「オウム真理教事件のような凶悪事件を繰り返さない、そのために国や社会はどうしたらいいのか」ということを考えるほうが大事だと思えてくるんです。




今回は、ということでした!




参考サイト:
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018072600474&g=soc
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E7%9C%9F%E7%90%86%E6%95%99%E4%BA%8B%E4%BB%B6
http://www.moj.go.jp/psia/aum-23nen.html
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180728-00000001-asahi-soci



関西生コントップ、武建一がついに逮捕。ぬか喜びで終わってほしくないね

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関西生コン支部のトップ、武建一執行委員長が逮捕されたというニュース、衝撃を受けましたよね!

武建一 逮捕



まさか武委員長がこんなに早く逮捕されるとは思っていなかったし、今回はメディアも無視せず、逮捕を報じたことに驚きを隠せません(といってもまだまだ報じてないところもたくさんありますが…)。


一時ヤフーニュースの「アクセスランキング」でも1位になりましたよね。


じわじわと、関西生コン支部の問題が注目を集めていくのを感じています。



トップの逮捕はあるのかどうか、半年前まではまったく想像できませんでしたが、ここにきて、事態が大きく動いたのは確か。



でも、武建一逮捕がぬか喜びに終わってほしくありませんよね。


これを機会に、組織の資金源を完全に絶ってほしい。
癒着している政治家についても厳しく追求してほしい。

といった、多くの人が期待していることは今後起きるのでしょうか。




関西生コンのトップ、武建一が逮捕される

8月28日、滋賀県警組織犯罪対策課が動きました。


報道によりますとこの日、県警は全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部執行委員長、武建一容疑者(76)を逮捕したとのことです。

容疑は恐喝未遂。

関西生コンのトップを逮捕 滋賀の生コン業者の恐喝未遂事件 契約断った商社に「大変なことになりますよ」(1/2ページ) - 産経WEST関西生コンのトップを逮捕 滋賀の生コン業者の恐喝未遂事件 契約断った商社に「大変なことになりますよ」(1/2ページ) – 産経WEST 


武容疑者逮捕の瞬間です。






関西生コン支部の嫌がらせに、毅然と立ち向かっている瀬戸弘幸さんのブログでは、武容疑者の逮捕について、もっと生々しく伝えています。

せと弘幸BLOG『日本よ何処へ』:武建一執行委員長逮捕はほんの始まりせと弘幸BLOG『日本よ何処へ』:武建一執行委員長逮捕はほんの始まり 


「武容疑者が本部で逮捕される」という情報が本当に正しいのかどうか、逮捕されるまで半信半疑だったところに臨場感がありますよね。


それだけ今回の逮捕劇は驚きだった一方、捜査員の執念や、瀬戸さんたちの地道な努力が実を結んだ瞬間でもありました。


これまで生コン恐喝未遂事件で逮捕されたのは10人

武容疑者を入れると、生コン恐喝未遂事件で逮捕されたのは10人になりました。
○2018年7月19日
1.北川義博容疑者(59)(湖東生コン協同組合副理事長)
2.朝夷(あさえびす)健治容疑者(67)(同組合理事)
3.伊谷(いたに)彰久容疑者(43)(同組合営業担当)
4.平元良治容疑者(52)(同組合加盟企業幹部)

○2018年8月9日
5.奥宗樹容疑者(55))(湖東生コン協同組合理事長)
6.金子寿男容疑者(56)(同組合登録販売店社長)
7.城野正浩容疑者(57)(連帯ユニオン関西生コン支部執行委員)

○2018年8月28日
8.武建一容疑者(76)
9.関西地区生コン支部の副執行委員長(45)
10.同組合執行委員の会社員(37)


関西生コンによる恐喝未遂は、大阪や滋賀、京都、和歌山などに広まっていて、1件や2件で済むような問題じゃないんですね。

今回武容疑者の逮捕に踏み切った、滋賀県警組織犯罪対策本部を始め、京都府警組織犯罪対策本部と大阪府警組織犯罪対策本部も捜査を進めているということで、今後逮捕者がもっと出るのでは、と見られています。



武建一と政界との関係

関西生コン支部の嫌がらせは、ずっとまえから続いていましたし、政界との黒い噂が囁かれていても、ほとんど報道されることはありませんでした。


今回ようやく一部で報道されるようになりましたが、これはやっぱり政治的に圧力があるのでは?!
と、思わざるを得ない部分がたくさんありますよね。



武容疑者が執行委員長を務める関西生コン支部は
「極左」
「親北」
「社会党支援」

といった言葉で表現される組織。


さらに武容疑者は、辻元清美議員や福島みずほ議員と親しく、個人的に献金するほどの間柄。


武容疑者の人脈や、関西生コン支部については、過去に調べて記事にしているので、より詳しく知りたいなら読んでみてください。

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こうした人脈や権力を盾にして、嫌がらせをしながらお金を巻き上げていたのでしょうか。


やりたい放題だったわけですね。


武容疑者が逮捕されて、とてもすっきりしました!!



今後の展開はある?

武容疑者が逮捕されたのは、恐喝未遂。

逮捕されたときも薄ら笑いを浮かべて余裕の表情ですし、

関西生コン支部で武建一逮捕
出典



逮捕されたもののあっさり釈放、ということになるのかな、といったシナリオが頭をよぎります。


悪党ですからね。
いろんな抜け道知ってるし、黒いつながりあるし。
今回逮捕されてもすぐに釈放される、という読みがあってもおかしくないです。




私もそう強く思います!


今後の捜査にどうしても期待せずにはいられません。

でも、今後期待できるような展開はあるのでしょうか。


資金源を経って組織の弱体化はある?

武容疑者が関西の生コン業者に対して恐喝して巻き上げたお金は、100億円とも言われているんです。

関西のニュース | 関西テレビ放送 カンテレ関西のニュース | 関西テレビ放送 カンテレ 


これだけの豊富な資金源があったら、政界など人脈を作るのは簡単ですよね。

無理やりお金を巻き上げるのも問題ですが、それがどう使われてどこに行くのか、というのも問題ですよね。

なので、これを機会に、資金源が絶たれて組織が弱体化すればいいなと思うのですがどうでしょうか。

容疑は恐喝未遂ですからね…


でも、恐喝と言っても、規模も金額も破格なので、武容疑者の逮捕は単なる恐喝では終わらなそうです。

また、武容疑者の他にも、組織の幹部が逮捕されたりしていますので、組織の求心力は下がってるのも確か。
瀬戸さんは、この先もっと逮捕者が出る可能性があると見ていますので、もしそうなったら組織のダメージはさらに大きくなるでしょう。


政治家の追求まで発展する?

辻元議員など、武容疑者とつながりのある政治家にたいする疑惑は、以前から囁かれていますし、これを機会に明らかにしてほしい、と思っているのは、私を含めて多くの人が感じていること。















本当に、関係が黒すぎる…

もしかしたら、政治家だけでなく、暴力団や左翼団体など、うじゃうじゃ出てきそうですね(汗)


なにかやましいことがあれば、政治家や団体が全力で捜査を妨害してきそうですし、よっぽど明確な不正でなければ政治家追求は難しいかもしれません。


ただ、資金の流れから、何か出てくる可能性はありそうですね。


特定の政治家とつながりがあり、昔から政界に深く関わってきた武容疑者。
メディアは忖度しても、警察はそれをやめて、とことん追求してもらいたいと思います!


今回は、ということでした!




参考サイト:
https://www.sankei.com/west/news/180828/wst1808280041-n1.html
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180828-19533609-kantelev-soci
https://www.ktv.jp/news/articles/287d89d275594b0f9cd732014d34eee9.html
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180829-00000000-kyt-l25
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/53292221.html





足立朱美容疑者、父親死亡の件でも捜査。家族の命よりもお金っていうのが虚しい

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脳死状態で入院していた足立朱美容疑者の父親が、6月28日亡くなりました。

足立朱美 父親死亡

足立容疑者の父親は、インスリンの過剰摂取で倒れて病院に運ばれていて、これに容疑者が関与しているかどうか捜査が進められていました。

お父さんが亡くなってしまったということで、もし足立容疑者が絡んでいたとしたら、2人の家族の命を奪ったことになります。

その他、お母さんも足立容疑者が作った飲み物で具合を悪くし、元夫だった男性も飲み物で体調が悪くなったことがあったという報道もありますよね。

父親の死亡に関係しているのか、弟をなぜ殺害したのか、など、現段階では明らかになっていませんが、このニュースを聞くと、ホント、この人にとって家族とは一体何だったんだろう、と、虚しくなってきます。

理由はやっぱりお金だと思いますが、足立容疑者について報道されてることをもとにまとめてみますね。

弟殺害は競争に勝つため?

足立朱美容疑者は、2018年6月20日、実弟の聖光さんを、練炭自殺に見せかけて殺害した疑いで逮捕されました。

それについては以前記事にしたので、興味があったら読んでみてくださいね。

弟以外の家族も?なら足立朱美はたいへんな役者か悪人 | ええっ!?ジャーナル弟以外の家族も?なら足立朱美はたいへんな役者か悪人 | ええっ!?ジャーナル 

朱美容疑者と、聖光さんの父親は、「第一水道(株)」を経営していて、聖光さんが独立する前は、兄弟でこの会社を切り盛りしていたそうです。

ところが6年前に、聖光さんは独立して他の建設会社の社長に。
その後「第一水道(株)」は、容疑者と父親が共同で経営していました。

同業種ということもあってか、2つの会社は競合していたとの話もあり、これが犯行の原因になってる可能性があるんですね。

「弟の会社が朱美容疑者の会社より業績が好調だった。仕事で競合することもあったようで、朱美容疑者が嫉妬し、弟の会社がなくなれば、業績をアップさせることができると犯行に及んだのではないか」(捜査関係者)(引用

もし、会社の業績に嫉妬しての犯行だったら、足立容疑者は相当プライドが高く、自尊心を傷つけられることを極端に嫌っているか、または聖光さんの会社の業績が遥かに良かったか、はたまたお金が目減りしていくのが耐えられなかったとか。

「負けた、悔しい、弟さえいなければ」という気持ちを持つというだけでなく、実際に消そうとする行動まで出ていますからね。

よっぽどの憎悪やお金に執着していたのではないかと思います。

足立朱美容疑者の父親が死亡

足立容疑者の父親は、以前から糖尿病の治療でインシュリン注射を自宅で続けていました。

2018年1月20日、父親は自宅で倒れ、インスリンの過剰摂取で病院に運ばれました。

運ばれたときは低血糖状態だったといいますが、その後回復して25日に退院。

しかし、翌日に再び低血糖状態になったため、病院に搬送されましたが、脳死状態となり、先日亡くなったのです。

足立容疑者が、父親の死に関与しているかどうか捜査が始まったのは、弟の偽装自殺もそうですが

○父親はインスリン注射の治療を2012年から続けていたが、それまで搬送されるようなことは1度もなかった
○父親が倒れた時、足立容疑者が前日に実家に泊まっていた
○父親は、足立容疑者が作った甘酒を飲んでから体調がおかしくなった

といった不審な点があったからです。

足立容疑者は、実家から離れて息子と自宅で暮らしていたということですが、その自宅のローンを肩代わりしたのが父親です。

もし、足立容疑者が飲み物に薬物を入れたとしたら、の前提ですが、そんなお父さんに手をかけるとは、一体何が欲しかったのでしょうか。

自分の会社?それとも親の遺産?

前夫ともトラブルが

足立朱美容疑者には離婚した夫がいます。

元夫は、郵便局に勤務していて、2006年頃足立容疑者との間で離婚問題が浮上、子供の親権を巡ってもめるようになりました。

子供の親権という問題に終止符を打とうと足立容疑者が取った行動は…

夫の定期になんと大麻を隠したんです!

そして、警察に「大麻を持ってる男が駅にいる」と通報、夫は駆けつけた警察官に逮捕されてしまいます。

「朱美容疑者は、匿名の通報だけではなく、事情をよく知らない女友達に夫の細かな特徴を伝えて『自分は顔を知られているので代わりに警察に突き出してほしい』と依頼。通報で駅にやってきた警察を女友達に誘導させ、夫を捕まえさせた。しかし、夫は大麻の所持を否認。女友達に警察が詳しく事情を聴くと頼まれたと供述し、朱美容疑者の自作自演がバレて、大麻取締法違反(所持)容疑で書類送検された」(前出の捜査関係者)(引用

ひどい。

目的達成のためなら何でもする、というところが怖いですよね。

他人の都合関係なし。

この件で、足立容疑者は書類送検となりました。

夫は、以前容疑者が作った飲み物を飲んだら急に具合が悪くなって妻を疑ったといったことを話していたということですが、今考えると「ああ、やっぱり」ってなりますね。

お金目当ての犯行か

家族を殺害する動機は、その場の感情に任せてだったり、周囲からの孤立化など、事件の数だけ動機もある、というふうに、多岐にわたっているようです。

でも、毒を使って家族を殺すというのは、そのだいたいが金銭的なものからきているかな、と、実際に起きた犯罪系のTV番組をよく見てる私は、そういう印象を受けます。

女の夫がみな不審死して調べたら毒を持っていた、そして夫には多額の保険金がかけられていた、といったパターン。

中でも一番印象に残っているのは、アメリカで発生した、夫の毒殺事件。
2005年、犯人のステイシー・キャスターは、2番めの夫に不凍液を飲ませ、自殺に見せかけ殺害。

キャスターの1番目の夫は、心臓発作で死亡したとされていました。
でも、事件発覚で調べたところ、2番めの夫と同じ症状がでていたことから、キャスターへの容疑が強まったのです。

疑惑の目が自分に向けられると察知したキャスターは、その罪をなんと自分の娘になすりつけようとして、娘に毒入りの飲み物を飲ませたうえ、娘が書いたとする「遺書」を偽造。

娘は奇跡的に助かり、キャスターは夫殺しと娘の殺人未遂で逮捕されたのです。

キャスターは夫に多額の保険金をかけていて、犯行の動機は保険金でした。

そして最後は肉親である自分の娘をも抹殺しようとする。

恐ろしいですよね。

足立容疑者には、金銭トラブルが有るとも、両親や弟に保険金がかけられていたとの情報もあります。

詳細はまだはっきりしていませんが、この人は、家族を自分の目的を達成する道具の一つ以上には考えられなかったかもしれませんね。

お金はたしかに大事。

でも、人を犠牲にしてまで手に入れるものか?

本当に、虚しくなってきます。

今回は、ということでした!

参考サイト:
http://www.st.rim.or.jp/~success/kazokunai01_ye.html
https://dot.asahi.com/wa/2018062400003.html?page=1
https://www.asahi.com/articles/ASL6X630QL6XPTIL02H.html
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180628-00000093-mai-soci

またソールズベリー?未確認物質で男女重体、元ロシアスパイ暗殺未遂を思い出してしまう

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イギリスの南部、エイルズベリーで、未確認物質のため男女2人が重体になりました。

エイムズベリー 事件

2人は、ソールズベリーの病院に搬送され、手当を受けているということですが、エイルズベリーはソールズベリーの近くに位置しているため、「え、また?」といった感が否めませんね。

ソールズベリーでは、3月にロシアの元スパイ父娘が神経剤による襲撃にあったばかり。

襲撃には、ロシアが開発した神経剤「ノビチョク」が使われましたが、今回は「未確認物質」。

今後の調べでどんな物質が使われたか明らかになってくると思うのですが、どちらもよくある物質が使われたわけではないので、不気味さが残りますよね。

未確認物質で重体、ということにびっくりしたので、今わかってることをまとめて見たいと思います。

事件の概要

報道によりますと、2018年6月30日、エイムズベリーで、40代の男女が家の中で倒れているのが見つかりました。

発見された時、2人は意識不明の重体。

その後ソールズベリー地域病院に搬送され、手当を受けているということですが、現在も重体ということです。

地元警察は当初、2人はコカインなどを摂取したことが原因と見ていましたが、その後「未確認物質にさらされた可能性がある」ということで、「重大事件」として捜査が始まりました。

2人が重大になったということで、地元の教会を始め、いくつかの施設が出入り禁止になり、原因の特定が進められています。

封鎖となった教会。

エイムズベリーの教会

出典

2人は、倒れた当日、この教会を訪れていたそうです。

クイーン・エリザベス・ガーデンも、2人が当日訪れたということで、封鎖されています。

エイムズベリーの公園

出典

現場はさぞかしものものしいでしょうね。

被害者は今の所2人ということなので、これ以上被害は拡大する可能性は低いということですが、それにしても「不確認物質」は何なのかが気になります。

そして、「事件」が発生した場所がソールズベリー郊外の町ということもあり、どうしても「また?」と思ってしまいます。

エイルズベリーは元ロシアスパイ襲撃事件があった現場から近い

エイムズベリーは、イギリス南西部ウィルトシャー州にある町。

エイムズベリー 地図

出典
※クリックで拡大

ストーンヘンジでよく知られているんですね。

そして、3月に、元ロシアスパイのスクリパリ父娘が襲撃されたソールズベリーは、およそ11キロ離れているとのこと。

ソールズベリー エイムズベリー

出典
※クリックで拡大

スクリパリ親娘襲撃事件について、過去に何度か記事にしたので、興味があったらチェックしてみてください⇒ ロシアスパイ事件について

スクリパリ氏は、何者かがノビチョク(ロシアが開発した神経剤)をスクリパリ氏の自宅玄関のドアノブに塗り、それが原因で倒れたと見られています。

今回はノビチョクが使われたかどうかというのは、今のところ分っていませんが、ノビチョクにしろ、未確認物質にしろ、日頃よく耳にするものではないというのに共通点がありますよね。

また、どちらも近場で起こっていますし、もしかしたら、と考えるのも不思議ではありませんね。

重体で運ばれた2人ですが、搬送された病院は、スクリパリ父娘が搬送された、ソールズベリー地域病院です。

ソールズベリー病院

出典

ここにも共通点があるからなおさら、という気持ちになりますね。

関連があるというのは早計かも

近場で起きた、奇妙な「事件」は、関連性が有るのでは?
と、思うフシもありますが、現時点で結論をだすのは早計な気がします。

まず、その未確認物質が何か、というのがわからない限り、なんとも言えませんよね。

それに、どうやってその物質に触れたのか。

もしかしたら薬物に入っていたのかもしれませんし、スクリパリ父娘のときのように、建物に塗りつけられていたのかもしれません。

この男女を狙ったのかどうかも不明、第一この男女はどんな人物なのかも詳しく報道されていません。

ひょっとしたら「事件」ではなく「事故」かも?

なんかわからないところだらけでもっと知りたくなるのですが、詳細が分かり次第また記事にしていきたいと思います。

今回は、ということでした!

参考サイト:
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180704-00000053-reut-eurp
https://www.cnn.co.jp/world/35121941.html
https://www.bbc.com/japanese/43297501
https://www.thesun.co.uk/news/6691455/salisbury-amesbury-poisoning-police-skripal/
https://www.independent.co.uk/news/uk/home-news/major-incident-amesbury-wiltshire-man-woman-unknown-substance-police-sergei-skripal-salisbury-a8430066.html
https://www.theguardian.com/uk-news/2018/jul/04/wiltshire-unknown-substance-leaves-pair-critically-ill-in-salisbury-hospital

やっぱり神経剤ノビチョクでした。狙われたのが一般市民というのが怖い

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ソールズベリー近郊の町、エイムズベリーで発生した、「未確認物質」による事件。

エイムズベリー 神経剤襲撃

その後の調査で、意識不明の重体となった男女は、ノビチョクにさらされたということがわかりました。

事件発生当時から、「スクリパリ父娘を彷彿とさせる」という声が出ていましたが、どちらの事件もノビチョクによるものということで、ますます関連性が高くなりそうです。

前回は、ロシアとイギリスの元二重スパイなる人物が対象になりましたが、今回は一般市民?

それだとしたらものすごく怖いことですよね。

それでは、被害者やこれまでわかっていることについてまとめてみたいと思います。

被害者は40代の男女

警察の発表によりますと、被害にあったのは、ドーン・スタージェスさん(44)とチャーリー・ロウリーさん(45)の2人。

2人は6月30日、家の中で、意識不明の状態で発見されました。

当日の午前、まずスタージェスさんが倒れ、救急車が出動、その後午後になってロウリーさんも体調を崩し、救急車が同じ住所に再び出動したということです。

2人は、スクリパリ父娘が運ばれたと同じソールズベリー地域病院に救急車で運ばれ、手当を受けていますが、現在も重体。

事件が発生した当初は、「未確認物質」に触れたことが原因として調査が進められましたが、その後神経剤の「ノビチョク」に触れたことによるものとわかりました。

これは、ロンドン警視庁のニール・バス警視監補が会見で、ポートンダウン(英軍化学兵器研究機関)の検査結果を報告、未確認物質はノビチョクだったことが明らかになりました。

バス警視監補会見の動画が紹介されている記事です。

会見でも言われていますが、ノビチョクは、元二重スパイのスクリパリ氏と、娘のユリアさんが襲撃にあったときと同じ神経剤。

「やっぱり関連があるのでは」と、思った人も多いのではないでしょうか。

まあ、私もそのうちの一人ですが、現時点では、同じものが使われたかどうかということは、断言できないということです。

ロシアの関与が強い、同じものが使われた可能性が強い、よし、調査だ!といったところでしょうか。

一般市民が狙われた?

スタージェスさんも、ロウリーさんも、エイムズベリーに住む地元住民で、今の所2人がターゲットにされるような理由が出てきていないということです。

2人以外に発症した人はいないので、もしかしたら何か理由があるのかもしれませんが、普通の人が標的になるって怖いですよね。

警察は、2人の行動を詳細にチェックして、立ち寄った場所などを詳細に調べていますが、どこで触れたのか特定できていません。

英サン紙によると、スタージェスさんは、ホームレスシェルターで暮らしていて、そこからスクリパリ父娘が意識不明で発見されたショッピングセンターからは300ヤード(約274メートル)しか離れていなかったということです。

もしかしたら、って思うけど、でもシェルターぐらしをシている人は他にもいるので、やっぱり関連性が有るかどうかっていうのはわかりませねんよね。

また、現在封鎖されているクイーン・エリザベス・ガーデンにあった物を触ったあとにおかしくなったという証言もありますが、いずれも確証には至っていないんですよね。

なぜこの2人なのか、どこでノビチョクに触れたのか。

まだまだ謎は残りますね。

今後の進展は?

サジド・ジャビド内相は、事件発生を受け、5日に政府の緊急事態対策委員会(COBRA)を招集する方針があるとしました。

ロンドン警視庁のテロ対策部門は、スクリパリ父娘襲撃事件と、今回起きた事件の関連性を調べるとともに、捜査を進めています。

また、対テロ警察ネットワークとウィルトシャー警察は、協力しながら、2人がノビチョクに触れた場所や物など、事件解決に向けて調べているということで、事件の詳細は徐々に明らかになっていくのではないかと期待しています。

もし、今回のノビチョクが、前回の事件に使われたものと同様だったとしたら。

BBCのゴードン・コレラ安全保障担当編集委員は、

このノビチョクは3月のスクリパリ親子攻撃で使ったものの残りだというのが、一番あり得る仮説だ。親子攻撃のために用意して、廃棄したものかもしれない。公園とか民家で。そこで今回の2人が接触してしまったのかもしれない(引用

と、持論を展開していますが、もしそうだったら、運が悪ければ、一般市民もノビチョクの被害に遭う、ということですよね。

目に見えない毒薬なだけに、やっぱりこわいですよね。

こんな恐ろしい神経剤が一般に出回っていたら、安心して出かけられなくなります。

早く場所や経路が特定できたらと思いますが。

ちなみに、ノビチョクに触れた可能性があると思った場合は

○着ていた服は洗濯して廃棄
○靴などの所持品はウェットティッシュで拭いてから廃棄

するように、と、英政府主席医務官のデイム・サリー・デイビス教授はアドバイスしています。

また、CBRNテロ対策では、

汚染された服(時計やコンタクトレンズなどを含みます)は速やかに処分する必要がありますが、汚染された衣服などをうかつに脱ぐと、露出している皮膚に衣服の汚染された部分が触れる恐れがあります。特に頭からかぶる服を着ている場合には、はさみを使用して切り裂いてから、ビニール袋に密閉しましょう。
その後、汚染物質を多量の暖かい石けん水で軽くこするように洗うと、肌を通して物質を吸収する可能性を大幅に減らすことができます。(引用

と、対処法を紹介しています。

まあ、めったに必要ではないと思いますが、こうした豆知識は頭の隅に入れておいたほうがいいですね。

ちょっと最後は話が横道にずれちゃった感がありますが、誰がどうやって何のためにやったのか、はっきりしてほしい事件だと思います。

今回は、ということでした!

参考サイト:
https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph06/contents/kakuron1.html
https://www.bbc.com/japanese/44720125
https://www.cnn.co.jp/world/35121979.html
https://www.theguardian.com/uk-news/2018/jul/04/wiltshire-unknown-substance-leaves-pair-critically-ill-in-salisbury-hospital





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